小説・詩・ラノベ・文学・文芸・エッセイ
こんにちは。 子供が小学生のころボランティアで「読み聞かせ」をしていました。 実は「読み聞かせ」という言葉を聞くと複雑な気持ちになります。子供たちの視点から見ると「読み聞かせられ」になり、少し一方的に感じてしまうのです。 「読み聞かせ」はすっ…
こんにちは。 このところ、比較的新しい「小説」を読むことが増えました。 『本心』も、5月に出たばかり。 コロナ禍になる以前は、いわゆる純文学の「小説」からしばらく遠ざかっていました。 「小説」は、読むときは読むのですが、しばらく遠ざかると距離を…
こんにちは。 村上春樹は、かつてファッションでした。 こう書くとものすごい反論が来そうです。なにしろ高い評価を得ているノーベル賞候補作家で(ノーベル賞だけが獲れないと言われるように他の文学賞は総なめくらいの受賞)、世界中にファンを持つ売れっ…
こんにちは。 今日は児童小説です。『鬼の橋/伊藤遊(いとう・ゆう)』。 1998年初版。福音書館。第三回児童文学ファンタジー大賞受賞作です。 www.kinokuniya.co.jp まずはタイトルの答え。「このねここねこ、ししのここじし」が正解! これは『宇治拾遺物…
こんにちは。 以前からもよくブログでお話ししていますが、私は宇多田ヒカルさんのファンです。 藤圭子さんと、宇多田ヒカルさんの世代の、ちょうど狭間の世代にある私は、歌手の藤圭子さんを知りません。歌っている姿をテレビで見た記憶がほとんどありませ…
こんにちは。 コロナ禍で友達と遊べない息子は、オンラインゲームに夢中です。そこにあるのは、世界の共有と会話。ログインして友達と思い切り遊ぶ。リアルで遊ぶのと遜色のない友達関係を築いています。 今日はラノベ発アニメ「ソードアート・オンライン」…
こんにちは。 先日、お友達のNさんとお話ししていたら「AIが社長をやっている会社があるらしい」という話になりました。株式会社オルツという会社だそうです。HPには"私たち自身の意思をデジタル化し、クラウド上に配置してあらゆるデジタル作業をそのクロー…
こんにちは。 久しぶりに、本を読んで泣きました。活字中毒で年中本を読んでいるので、結構耐性が強くなっていて、滅多なことでは泣かないんですが。 www.shogakukan.co.jp 作者の夏川草介さんは長野県の感染症指定医療機関に勤める内科医です。代表作に『神…
こんにちは。 2019年に始まったウイルスの流行が、2020年にはついに世界中に広まりパンデミックになった世界に、今、私たちは生きています。 今日ご紹介する漫画は、もっと過酷な「パンデミック」を体験した少女たちの物語です。 【がっこうぐらし/原作:海…
こんにちは。 このところ、思い出すのはこの本。【アルジャーノンに花束を】。 今回、改めて調べて、1959年に中編として発表され、1966年に長編として発表されていたことを知りました。私はたしか大学生の頃に読んだ気がしますが、実はそのときは、こんなに…
こんにちは。 今日は子供の頃好きだったシリーズ。 西遊記! 子供の頃の人気番組と言えばこれですね。 毎週楽しみにしていました。主題歌を歌ったゴダイゴの人気と相まって、強烈な印象を残しています。残念ながら岸辺四郎さんは昨年亡くなってしまいました…
こんにちは。 年末年始のお休みで、結構下書きも溜まったので、うーんどれを出そうかなと悩んだのですが、子供の頃に好きだったシリーズをしばらく出してなかったので、今回はこちら、『若草物語』。『赤毛のアン』の物語と同様に続編がいくつも書かれている…
こんにちは。 あけましておめでとうございます。 関東では緊急事態宣言が出されるかも、というような状況になっている年末年始ですが、コロナ禍のお正月、いかがお過ごしでしょうか。 2021年は、少しでもいい方向にむかってくれることを祈っております。 さ…
こんにちは。 12月はノーベル賞授与式の季節。今年はコロナの影響でオンラインだったそうですね。 近年の日本の科学者の悩みは、若手の研究者が育たないこと、というニュースを見ました。「ポスドク」と呼ばれる博士研究員は給料もなくバイトをする時間もな…
こんにちは。 ついつい夢中になってしまう本を久しぶりに読みました。 『化け者心中』は蝉谷さんのデビュー作だそうです。小説野生時代新人賞を受賞しています。 ちょっと熊とか鬼とかコワイモノがヒトをおそう話が続いてしまってすみません。わざとじゃない…
前編からの続きです。 miracchi.hatenablog.com 木村さんのノンフィクションから触発されて作家・吉村昭さんが執筆したのが『羆嵐(くまあらし)』(単行本初版は昭和52年、文庫版の初版は昭和57年)です。作品の最後に、著者が木村さんの著書を参考に、木村…
こんにちは。 漫画『銀魂』に「想像力は中二で培われる」というタイトルがありました(『銀魂』はタイトルが秀逸です)。「中二病」「厨二病」という言葉がある通り、思春期真っただ中の「中二」というのは不思議な年齢です。ホルモンのバランスが最も過酷に…
こんにちは。 今日9月29日は遠藤周作氏の忌日だそうです。 偶然それを知ったので、夏の間に書いていたものを投稿します。 今年、息子の学校の夏休みの課題図書は、戦争を題材とした本4冊でした。そのなかの1冊が「海と毒薬」。久しぶりに読んでみたくなり…
こんにちは。 子供の頃に好きだった本。 もう第六弾?そんなになりますか。 覚書なのでしばらく続きますが、この辺でカウントするのはやめておきますね。 ちなみにタイトルは「仮面ライダーダブル」の、桐山漣さんと菅田将暉さんの名セリフから。そろそろ「…
こんにちは。 ネトフリ(ネットフリックス)とカナダCBCのオリジナルドラマ『アンという名の少女』がすごいらしいですね! 9/13(日)からはNHKで放送が始まるとか。夜11時からだそうです。 www.nhk.jp 良かった~!ネットフリックスに入らなければいけない…
こんにちは。 先日の「孤塁(こるい)」の記事ですが、追記があるのでよかったらぜひご覧いただければと思います。著者の吉田千亜さんが、講談社のノンフィクション賞を受賞されたということです。今朝、毎日新聞に載っていたよとお友達が記事を送ってくれま…