みらっちの読書ブログ

本や映画、音楽の話を心のおもむくままに。

児童書

ユートピアを断念した物語【銀河鉄道の夜/宮沢賢治】

こんにちは。 読書ブログを始めてから、避けては通れないと思っていたのが、宮沢賢治(固有名詞で表現される存在なので敬称略)の『銀河鉄道の夜』。大学で卒論に選んだくらいなので、幼少期から現在に至るまで、結構引きずりまくっています。 でもすごく好…

子子子子子子子子子子子子、何と読む?【鬼の橋/伊藤遊】

こんにちは。 今日は児童小説です。『鬼の橋/伊藤遊(いとう・ゆう)』。 1998年初版。福音書館。第三回児童文学ファンタジー大賞受賞作です。 www.kinokuniya.co.jp まずはタイトルの答え。「このねここねこ、ししのここじし」が正解! これは『宇治拾遺物…

サザエさん形式はすべからく「あり」【だれも知らない小さな国/ふしぎなふしぎなながぐつ 作:佐藤さとる・絵:村上勉】

こんにちは。 小学生の時、よく読んでいたのが佐藤さとるさんの「コロボックルシリーズ」です。日本のファンタジー文学の草分け、第一人者とされている佐藤さとるさん。『誰も知らない小さな国』は、その第一作です。 Wikipediaには、 1959年(昭和34年)に…

そこに行けばどんな夢もかなうというよ【西遊記/呉承恩】と【文学少年と運命の書/渡辺仙州】

こんにちは。 今日は子供の頃好きだったシリーズ。 西遊記! 子供の頃の人気番組と言えばこれですね。 毎週楽しみにしていました。主題歌を歌ったゴダイゴの人気と相まって、強烈な印象を残しています。残念ながら岸辺四郎さんは昨年亡くなってしまいました…

およそ言葉と言うものはその人の背景から出る【フレデリック/レオ・レオニ】

こんにちは。 今日は絵本のお話です。 レオ・レオニの【フレデリック ちょっとかわったのねずみのはなし】。 フレデリックは野ネズミです。仲間たちは冬に向けてせっせと食料をため込んで準備をしているのに、彼はひとり、なんにもしません。「何をしてるの…

半世紀、反芻できます【ないたあかおに/文:浜田廣介 絵:池田龍雄】

こんにちは。 1月も半ばを過ぎるとそろそろ節分。 今年の節分は2月2日です。長いこと2月3日が続いていましたが、明治30年(1897年)以来124年ぶりに2日になったとか。スーパーの店内アナウンスで言ってました。 節分は、立春の前日になります。ルーツは中国…

ドラマティックな四人の人生【若草物語/ルイーザ・メイ・オルコット】

こんにちは。 年末年始のお休みで、結構下書きも溜まったので、うーんどれを出そうかなと悩んだのですが、子供の頃に好きだったシリーズをしばらく出してなかったので、今回はこちら、『若草物語』。『赤毛のアン』の物語と同様に続編がいくつも書かれている…

断捨離しすぎた社会の行きつく先【The GIVER(ザ・ギヴァー)/ Lois Lowly】小説と映画

こんにちは。 あけましておめでとうございます。 関東では緊急事態宣言が出されるかも、というような状況になっている年末年始ですが、コロナ禍のお正月、いかがお過ごしでしょうか。 2021年は、少しでもいい方向にむかってくれることを祈っております。 さ…

文系と理系はもちつもたれつでいくのがよいかと【算法少女/遠藤寛子】

こんにちは。 12月はノーベル賞授与式の季節。今年はコロナの影響でオンラインだったそうですね。 近年の日本の科学者の悩みは、若手の研究者が育たないこと、というニュースを見ました。「ポスドク」と呼ばれる博士研究員は給料もなくバイトをする時間もな…

私がおばさんになっても、って歌ってたけど気がついたら本物のおばさんになっていた【現代子ども図書館 全20巻/学習研究社】【科学と学習】~子供の頃好きだった本③~

こんにちは。 今日は「子供の頃に好きだった本」第三弾です。 【現代子ども図書館 全20巻/学習研究社】 調べてみたのですが、全集としてはもう販売されていないようです。 しかし絶版というわけではなく、書店などで1巻ずつ個別に学研に注文すれば手に入る…

きみは、生きのびることができるか【古典童話シリーズ/福音館書店】~子供の頃好きだった本②~

こんにちは。 子供の頃好きだった本、第二弾。 今日は福音館書店の古典童話シリーズです。 いや~、懐かしい~! 福音館さんの古典童話シリーズは、図書館に行けばどの図書館でも鉄板で置いてある書籍、というイメージです。 www.fukuinkan.co.jp 今私の住ん…

あれは、いいものだ!【ドレミファブック/宇宙船ペペペペラン】~子供の頃好きだった本①~

こんにちは。 子供の頃好きだった本をシリーズ化したいと思います。 覚書、という感じで。 最初の本は【ドレミファブック】。 全20巻、レコード付。1972年頃から配本形式で発売されました。 詩人の与田準一氏、作曲家の服部公一氏が監修しています。 何度も…