みらっちの読書ブログ

本や映画、音楽の話を心のおもむくままに。

ばぶっく3選!峰先生が紹介してくれた本にハズレなし

こんにちは。

 

今日は峰先生のお話です。

 

えっ、峰先生って誰??

と、思われた方。この記事を覚えていらっしゃるでしょうか。

 

miracchi.hatenablog.com

 

この中に「『ばぶっく』にも投稿できない…」という私の愚痴が入っていましたが、その「ばぶっく」を開催していたのが峰先生です。

 

私が峰先生を初めて知ったのは、この動画でした。

www.youtube.com

ホリエモン。笑。

いや「笑」はつけなくてもいいんですけど、なんだか私がホリエモンが好きみたいな勘違いが生まれるといけないな、と思って。

 

新型コロナウイルスのなんたるかがわからないまま、日本国中が右往左往していた2020年3月18日のインタビューです。新型ウイルスのことを知りたいなと思って調べていたら発見した動画でした。

 

同時期に、YOSHIKIさんが山中先生を招いて同じようにインタビューしている動画がありましたが、そうやって著名人が有識者に話を聞く動画、というのが当時多かった中で、ダントツに素晴らしいインタビューだったと思います。堀江さんがインタビュアーとしてどうだとか、人間的にどうだという話は置いておいて、峰先生の的確な説明、はきはきと丁寧に答えてくれるところにとても好感を持ちました。

 

峰先生の詳細については、こちらのブログに詳しいです。ブログでもTwitterでも隠すことなく、ご本名で発信していらっしゃいます。湘南高校出身!今は研究のためメリーランド州在住ですが、住んでいたエリアがちょっと近いと親近感がわきます。

 

明快で論理的な話しぶりと、Twitter上でのあだ名の「ばぶ」先生のギャップが素敵です。(お顔が赤ちゃんに似ているからだそうです)。

www.minesot.com

 

そもそもTwitterで発信していたウイルスの専門家の方は何人もいらっしゃって、いろいろな先生方が一生懸命発信されているんですが、中にはひどいことを言われて傷ついている先生もいて、ネットの世界は厳しいな、と思っていました。

 

SNSは実際、自分がフォローしていない・知らない人の意見は聞けないし、フォローした人の意見は強化されて信者とか洗脳みたいになることもあり、バイアスが強く偏った情報になってしまう側面があります。でも、SNSであろうがテレビであろうが、活動がオープンにされていたクラスター班の専門家の方や、専門家会議の先生方が、未知のウイルスに対して必死に頑張っていても、不安に駆られた人々は勝手なことばかり言いあっていた印象です。人に何かを伝える困難さ、というのをじっと見つめた半年だったな、と思います。

 

峰先生の他には、忽那先生も、発表されるコラムはよく読むようにしています。峰先生は病理医で忽那先生は臨床医で、アプローチがちょっと違うので参考になります。

 

news.yahoo.co.jp

 

最初の頃は特にデマが多かったですよね。NHKが最初の頃連呼していた「正しく恐れましょう」というのを聞いたとき「そんなのいちばん難しいじゃない」と思いましたが、それが本当だったことがこの半年でよくわかりました。「ただの風邪」「たいしたことない」と言う人がいたり、反面、極端に恐れすぎて家から出られない(まあ、私はどっちかというとこっち。笑)など、極と極に振り子が振れているような世間を、必死に走っている感じです。

 

「ただしく」恐れるということは正しい知識があってこそ。でもこの情報化社会において正しい知識を得る、ということは、情報がありすぎて実はとても困難。そんな中で、専門家の先生方のブログやTwitterのおかげで物事がクリアになると、心が少し軽くなりました。でも「正しい知識」を何度教えてもらっても、バイアスのかかってしまった自分の心を修正するのは難しいのです。

 

ちなみに峰先生が教えてくれたことでインパクト大だった順に。

 

〇免疫機能はあっても免疫力は存在しない。

〇子宮頸がんワクチンは情報が正しくない伝わり方をしたために「恐ろしい副作用がある」と報道され、日本ではそれを信じてしまった人が多い。そのため厚労省も及び腰だが本来は女の子だけでなく男の子もワクチンを打った方がいい。

〇石鹸で正しい手洗いをすれば消毒はいらない。石鹸で手を洗えないときは消毒をする。消毒はアルコール消毒以外、意味はない。細胞のないモノの上でウイルスは増えないのであまり神経質にならなくてもいい(ただし菌は別)。

〇ウイルスのイは、「ィ」ではなく大きい字の「イ」。

 

とはいえ「正しい」「正しくない」ではなく、自分にかかっている呪いとか呪縛のせいで、簡単に取り払うことができる呪縛もあれば、「わかっているのにやめられない」ことも多々、あります。安心する方をとってしまう。合理的かつ無駄がないことが、必ずしも安心につながらないこともあるんですよね。これだけ聞いても、自分の中に、常に迷いと矛盾があります。人間って複雑で、愚か。あ、すみません。人間って、じゃなくて私は、ですね。急に一般化してごまかしてみた。笑。

 

 

それはそうと、今日の本題。峰先生は大変な読書家で、Twitter上で時々本を紹介してくださっていて、それもフォローのきっかけでした。フォロワーさんの紹介する本も知りたい、ということで「ばぶっく(ばぶ+ブック)」という企画を立ち上げてくれたのですが、すごい数の「ばぶっく」が集まって、様々な本の紹介を見るだけでも楽しかったです。他に文具版の「ばぶんぐ」というのもありました。自分のお気に入りの文具を紹介するコーナー。最近はまたさらにお忙しくなった様子で「ばぶっく」は開催されていません。

 

togetter.com

 

みなさんの紹介してくれた本も面白そうで楽しい企画だったのですが、とにかく峰先生の紹介してくれる本にハズレがないのがすごいんです。

 

それで今日は、峰先生の紹介してくれた「ばぶっく」3選です。

 

まずは先日「決マネ」のコミックスのところでもちらっと出てきた、この本。

先生のブログの中の書籍紹介にも載っています。

【解剖医ジョンハンターの数奇な生涯 ウェンディ・ムーア/矢野真千子訳】

吠える外科医 『解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯』 ウェンディ・ムーア 著、矢野真千子 訳 / 河出文庫: 烏丸の「くるくる回転図書館 公園通り分館」

表紙の絵をよく見るとクラクラされる方もいるかもしれないので気を付けてくださいね。

外科医の祖とされるジョン・ハンターの伝記です。とびきり面白かったです。

決マネでもこの本が参照されていました。

ドクトル先生のモデルだった、家はジキルとハイドの家のモデルだった、など、びっくりするような話がてんこ盛りでした。いや、びっくりする話だらけで、どこから話していいかわからないほどです。でも彼がいなければ、世界の外科治療は今どんなことになっていたかを考えると恐ろしくなりました。書評をみるとブラックジャックと比べている人が多かったです。天才外科医、というところの連想なんだと思います。現実の人なので、比べるものではないですが、架空の人と比べたくなるほどの奇想天外。事実は小説より奇なり。すごいインパクトでした。

 

【ファクトフルネス ハンス・ロスリング】

データを正しく知る、ということの重要性を教えてくれます。だいたいにおいて、人間と言うのは「勘違い」したまま生きてるんだな、ということがわかる本です。その思い込みは本当か?そのデータは正しいのか?ということを常に問いかけていないと穴に落ちるよ、という警告です。子供がよく言う「みんなが持ってるんだ、みんなが言ってるんだ、だからほしいんだ、だから本当だ」みたいな話を、実は大人の自分たちもしているよ、という本でした。

 

 

 【ブラックジャックの解釈学 國松淳和】

これも本当に面白かったです!

いずれ、この本だけで感想ブログを書こうと思っているので、詳細は割愛します。

 

他にも色々あるのですが、まずは最高に面白かった三冊を。

たまに先生のオススメ本と自分の好きな本がかぶっていたりするとすごく嬉しいです。 逆に、私があんまり好きじゃない本を峰先生が好きということがわかると(峰先生は『シティハンター』派、私は『キャッツアイ』派。そこか。笑)、ちょっとがっかり。それもまた面白いですが、小説から実用書、教育や心理、もちろん医学の専門書まで先生の守備範囲が広くてすごいなぁと思います。

 

さて、こちらおそらく峰先生の最新インタビュー(と思われます)。長い長いインタビューですが、先生のご専門のことも詳しいし、これからのワクチンに関する基礎知識が得られます。おすすめです。以下は第四回ですが、そのあとにもインタビューは続いています。

business.nikkei.com