みらっちの読書ブログ

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なんだか次々出てきて終わらないんだけど【キンダ―ブック】【こどものとも/かがくのとも】【ワンダーブック】【チャイルドブック】~子供の頃好きだった本④~

こんにちは。

 

今日は子供の頃好きだった本、第四弾です。

意外と続きますね。こういう記録はしたことがないので、思い出しながら調べながら楽しんで書いております。

 

今日は絵本ですが、絵本は絵本でも、「配本」のお話です。

 

【ドレミファブック】の話をしましたが、あれは全集を少しずつ配本するタイプのものでした。そのほかに、月刊の配本、というのがありました。幼稚園や児童館、病院に行くとおいてあったりする、あれです。

 

【キンダ―ブック】フレーベル館

【こどものとも/かがくのとも】福音館書店

【チャイルドブック】チャイルド社

【ワンダー系】世界文化社

などがそれにあたります。

 

【キンダ―ブック】はなんと昭和2年刊。

www.froebel-kan.co.jp

すごいですね。90年以上、今も発刊し続けています。創刊号の表紙はなんとミレーの落穂ひろい!キンダ―ブックという名前が使えなかった時代があったとは、知りませんでした。

 

【こどものとも/かがくのとも】1956年刊。

www.fukuinkan.co.jp

こちらも創刊から現在にいたるまで、長い時間刊行し続けています。

家になくても、色々な場所で、だれもが一度は目にしたことがあるのではないかと思います。

 

【チャイルドブック】1937年創刊。昭和12年です。

www.childbook.co.jp

 実は「いぬのおまわりさん」はチャイルドブックから生まれたのです!と書いてあります。80年に渡って刊行され続けているようです。

「どうぞのいす」はそういえば、チャイルド社ですね。

 

【ワンダーブック】1968年創刊。

recruit.sekaibunka.com

こちらも長く刊行しているようですが、実は私はあまり印象がありません。幼稚園ではキンダ―ブックだったのかな。

 

配本は、長く刊行され続け、親しまれてきたんですね。

 

幼稚園で読んだ本で、印象に残っているのだけどどうしても「タイトルも書いた人もわからないし内容も曖昧」なお話、というのがあります。夢のような、断片的な記憶だけがありますが、絵だけは鮮明に覚えています。

 

・線描画だった。彩色されていたような気がするが、淡い色が少しだけ使われていた。

・鏡の中に入り込み、その裏側の世界の話だった。

・裏側の世界には、湖があったり、人魚がいたりした。

 

覚えているのはそれだけで、せっかく便利になった世の中、インターネットでさんざんキーワード検索してみましたが、さすがに出てきません。薄くて小さい本だったので、おそらく配本だったんじゃないか、と思いますが、それすらもわかりません。

 

もし。もし!似たような話を覚えていらっしゃる方がいらしたら、ぜひ、教えていただきたいと思います(いや、ちょっと無理ですよね。これだけの手がかりじゃ)。

 

こんなふうに、私の中で「行方不明」の絵本は何冊かあって、それらの多くはおそらく配本の本だったと思うのです。配本の絵本たちは、なんとなく通り過ぎて行った感じ、が否めないのですが、それでも私の中に積み重なって、地層みたいになっているような気がします。

 

ともかく、私はずいぶん小さい頃からシュール系の絵本が好きでした。一方で、お気に入りだった本がこちら。

 

www.fukuinkan.co.jp

 

「ちのはなし」(かがくのとも絵本)。昨年、本屋さんでたまたま見つけたので思わず買ってしまいました。いまでもちゃんと本屋さんに現役で置いてあるんですね。そのことに感激しました。

 

しかし、鉛筆をナイフで削っているシーンが表紙とは。これ、現代では子供がピンとくるシュチュエーションではないですね。

 

シュールな絵本が好きな反面、こうした科学絵本も大好きで、この「ちのはなし」は幼稚園で何度も読んでいました。発刊が1978年改訂版、とあるので、私は「かがくのとも」で読んでいたんでしょうね。

 

と、思ったらありました!京都の古本屋さんのサイトに…これです~!

すごいな。入荷があれば¥1,000円で買えるのがすごい。

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ソフトカバー中綴じ、1971年1月1日発行  

私が幼稚園で何をしていたか、というと、たぶん「妄想」と「戦隊ごっこ」と、読書です。当時の戦隊は言わずと知れた「ゴレンジャー」です。私が出産後「仮面ライダー」にハマったのは当たり前と言えば当たり前の流れでした。とにかく「変身モノ」が好きでした。さほど今と変わりないのが怖い。三つ子の魂百まで、でしょうか。そのあたりは、語れば長いので、またいずれ。

 

 絵本にもどります。

 

幼稚園には「ぐりとぐら」「いやいやえん」「もりのへなそうる」など今でもベストセラーの本がたくさんありましたが、配本は新しいものが来るので楽しみでした。

 

「わすれものの森/岡田淳」というお話があって、これも幼稚園だったかなと思って調べたら違いました。1975年にいちど発刊されていて、2015年に復刻版が出ています。1975年だと、私は小学生になるかならないか。幼稚園で読んだという記憶は怪しい、ということですね。「もりのへなそうる」と記憶が混ざったかもしれません。「森」系は絵本にはとても多いので。

 

ちなみに岡田淳さんについては、大人になってから「あ!これもあれも、岡田さんだったんだ」と思うことがしばしばあります。児童文学も大好きで、できるだけアップデートするようにしているので、それもまたいずれ、書きたいと思います。

 

 妹は、配本の「おおかみとしちひきのこやぎ」が大好きでした。

妹はシュール系の姉と違い、動物ものが好きだった印象です。

 

そういえば妹は【世界名作劇場】の「母をたずねて三千里」(サルのアメデオが出てきた)、「あらいぐまラスカル」なども好きでしたね。私は「赤毛のアン」「不思議な島のフローネ」などが好きでした。世界名作劇場、これも懐かしい昭和の風物詩。避けて通ることはできないでしょうか。これも、またいずれ。

 

 …というか「いずれ。」ばっかり。