こんにちは。
昨日、藤井風さんの新曲が配信になりました。
『燃えよ』。
どうして風さんはいつもこう、耳に残るフレーズをこれでもかと繰り出してくるのか…
前回の曲が『きらり』。
こちらも何度もリピートしてしまう曲です。
私のブログ、前回の「爆発」に続いて、「きらり」(で、点火?)、「燃えよ」ってなんか熱い展開が続いているみらっちブログです。
風さんがアツいのか。笑
最近また藤井風さんばかり聴いています。
なんでしょう。落ち着く。
ジャズっぽいけど歌謡曲っぽくもあり、どこか懐かしくとても新鮮。
ところで…
「燃えよ」と言ったら、『燃えよ剣/司馬遼太郎』。
司馬遼太郎さんのことは、最近は「あー教科書にそう言えば載っていた、かも?」くらいの感覚で、よく知らない人が多いんだそうです。それを聞いたときはちょっとショックを受けました。そもそも時代劇は読むのも観るのもノーサンキューという人も。
理由は、
何言ってるか、わかんない
地の文の言葉がわかんない
出て来るモノがわかんない
からだそうです。
また、「上司が”面白かった”と勧めてくる、困る本」の代表が司馬遼太郎さんなんだそうです。ジェネレーションギャップの象徴みたいな感じになっているのでしょうか。
かつて司馬遼太郎さんといったら大ベストセラー作家でした。
歴史モノ時代モノのエンタメ小説といったら司馬遼太郎、池波正太郎、吉川英治、藤沢周平、山本周五郎、ともう、目白押しだったのですが。
いや、誰がどう言おうが、面白いものは面白いので、別に構わないんですけれども。司馬遼太郎さんの作品だって、自分にはピンとこないものもありますし。
しかしそうやって、廃れ、読まれなくなるのはとても勿体ない、と思ってしまいます。
さて、『燃えよ剣』。
ファンの間では「燃え剣(モエケン)」と言われ、親しまれています。
司馬遼太郎さんには面白い作品が沢山ありますが、なかでも『竜馬がゆく』と『燃えよ剣』は幕末時代物としては人気を二分しています。
私は断然『燃え剣』派で、しばしば人にもオススメしてきました。
感想文サイト「シミルボン」でも特集「その目が見つめる先が見たい」で司馬遼太郎さんについて書いています(枠内のタイトルをクリックしてもらうとリンクで飛びます。良かったらどうぞ)。
そんなわけで、『燃えよ剣』は、歴史の真偽はともかく、そして血みどろ新選組の恐怖はともかく、とにかくアツい青春小説なわけです。
先日、新型コロナウイルスのせいで1年越しに映画『燃えよ剣』の公開が決まったというニュースを見ました。
いや~…
そもそも、なぜ今『燃え剣』?
イメージが違うんです。
岡田准一さんがどうというのではありません。
嫌いというわけではありません。
しかし時代劇は全部「岡田准一」に集約するのはどうなんでしょうか。もう、数え切れない時代劇作品が岡田さんで埋め尽くされている…
それはもちろん、集客しなければいけない、興行だからしょうがない。任せて安心の岡田さんなんだと思います。
土方歳三、享年35歳。新撰組「鬼の副長」。40歳の岡田さんが晩年を演じても違和感はないと思います。
晩年追い詰められていく土方歳三と、最後のクライマックスシーンを描くんですよね、きっと。映画という媒体にギュッと濃縮するのだから、仕方ないかも知れないんですが。
バラガキと言ったら、もはやアニメ『銀魂』の土方十四郎の方がピンときたりして。
実写版『銀魂』で土方を演じた柳楽優弥さんは、土方十四郎にはピッタリでしたが、現実の土方歳三とはずいぶんイメージが違いますし、『燃え剣』の土方歳三とも違います。
うーん。こればかりは、史実のドキュメンタリー再現でも、小説や漫画の実写でも、映像化するとじれったくなる、という、よくある話ですね。
映画、配信になったら観よう…
藤井風さんから、風に乗って話が遠くに運ばれてしまったようです。笑