みらっちの読書ブログ

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憧れのRCサクセション【お題「サボる」/ブログをサボらず書いているあなたへ】

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今週のお題「サボる」

 

あああ。

なんて恐ろしいお題が来てしまったんでしょうか。

 

「サボる」。サボタージュする、という意味ですね。

フランス語で「破壊活動」を意味するとか。

どうやら語源は木靴の「サボ」らしい。

 

本来は公的な労働争議の行為としての、いわゆる「ストライキ」の意味だったようですが、今は本来の意味でつかわれることは無いようです。

 

今は、怠惰とか、怠けるとか、そういう意味で使われている「サボる」。

 

確かに今まさに、「サボった」結果は歴然と目の前にあったりします。

 

運動不足~とか

成績不振~とか

部屋が汚い~とか

 

割と、深刻…

 

とりあえず今は、感染症対策は、サボってはいけないですね。

 

サボる、と聞いて、私が真っ先に思い浮かべるのは、

 

Woo 授業をサボって~

陽の当たる場所にいたんだよ

 

という、忌野清志郎さんのバンドRCサクセションの曲、『トランジスタ・ラジオ』です。

 

忌野清志郎さんとの出会いは高校生の時。

 

私の高校時代の「推し」は、大ヒットする直前の爆風スランプ

時代は空前のバンドブームを迎える前夜でした。

 

BOOWY、REBECCA、HOUND DOG。BARBEE BOYS。

TM NETWORK、RED WARRIORS、米米CLUB、聖飢魔Ⅱ。

エレファントカシマシ、THE YELLOW MONKEY。

L'Arc~en~Ciel、X JAPAN、BUCK-TICK

 

1980年代初頭、年は前後しますが、みんなそのあたりにデビューしてるはず。

 

中でも私は、THE BLUE HEARTS爆風スランプが好きでした。

 

ええ、ドブネズミみたいに美しくなりたかったですよ。

大きな玉ねぎの下のライブに行ってみたかったですよ。

 

残念ながら、爆風スランプは『Runner』が大ヒットしてしまって、それ以来なんか熱が冷めてしまったという、「あんまり売れすぎない頃の勢いがいちばん好きだったファン」の典型的なパターンです。あと、リアルでライブをみていないので、話題でもあった彼らの「破壊行動」はほとんど知らないんですけどね。

 

Mr.Children、スピッツはもうちょっと後ですね…

 

遡って行けば、THE ALFEEがいますし、その先に当然、「King of Rock」と言われる、輝ける伝説の日本のロックバンド、RCサクセションがいるわけです。

 

忌野清志郎さんは、爆風スランプの、今は「サンプラザ中野くん」と改名されている「サンプラザ中野」さんが、尊敬するアーティストとしてラジオで紹介されてた記憶があります。

 

オールナイトニッポンとかやってましたよ、サンプラザ中野さん。

めちゃくちゃ面白かったです。

たぶん、実家に録音したカセットテープとかあるはず。笑

 

『たにしの留守番』という忘れられないフォークの名曲(笑)があるのですが、これはサンプラザ中野さんとパッパーラ―河合さんの『The花びら』というデュオの曲です。

 

ラジオで聴いて、すみません、いまだに歌えます。笑

 

その後活動休止中にパッパラー河合さんが『女王様』を始めて、そのアルバムに『たにしの留守番』が収められているのをごく最近知りました。

 

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の初期テーマソング、『渚の女王様』のメドレーのうちの1曲、『夏が来た』『女王様』の曲。(と、言っていいのか…?ベンチャーズの曲を面白く日本語訳した曲です)。

 

これも実はわりと最近知りました。遅っ。

 

さて、RCサクセションのことは、当時私の友達が今でいう「神」「尊い」と毎日言うくらいのRC信者で、色々教えてもらいました。

 

高校時代にハマった漫画で、『風呂上がりの夜空に』があります。

 

www.kinokuniya.co.jp

 

そこにも、忌野清志郎さんネタが満載。

何しろタイトルからして、『雨上がりの夜空に』をもじっているわけで、全編これ、RCの経典といっても過言ではない漫画です。

 

主人公とひとめぼれした女の子の恋の行方と、自由すぎる学校生活に憧れました。

ひょっとしたら今はこんな学校があるのかもしれませんが(いやないだろ)、昔はとにかくこんな学校だったらどんなに楽しかろうな!という学校が舞台の学園ものでした。

 

『トランジスタラジオ』は1980年の曲で、『雨上がりの夜空に』はその次のシングルです。本当にほぼ同時代の曲とリンクした漫画で、たまらない魅力がありました。

 

高校時代、友達にカセットテーブにダビングしてもらって初めて聴いたRCサクセションの衝撃は忘れられません。

 

今でも、高校時代の記憶として燦然と輝き続けているロックバンドとこの漫画。

 

「授業をさぼって屋上で煙草ふかしながらビートルズを聴いている」青春のイメージは、まるで疑似体験したかのように鮮明です。

当時はそこにある解放感や自由に憧れていた気がします。

そういう少年少女は、多かったんじゃないかなぁ。

授業をサボったことも、たばこ吸ったこともないマジメ学生だったからの、なおさらの憧れです。

 

清志郎さん、早逝されたのが本当に悔やまれます。

今はセブンイレブンのコマーシャルで THE TIMERS(最初は清志郎さんということを隠していた)の「デイドリーム・ビリーバー」が聴けますけどね…

 

都会に住んでいたら、ライブとかに行ったんでしょうか。

当時のそういう「格差」ってすごかったですよ。笑

田舎にいたら、せいぜいCDを聴いて楽しむだけ、ただの憧れで終わりです。

 

 

しかしそれにしても、ものすごいライブ黄金期でしたよねぇ、1980年代。

BOOWYとかREBECCAのライブとかに行ってた人いたんですよね~

 

田舎ではまさしく学校でもサボらない限りそんなとこ行けませんでしたね。

 

「サボる」とうテーマから、およそ遠くに来てしまいました。笑