みらっちの読書ブログ

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きみは、生きのびることができるか【古典童話シリーズ/福音館書店】~子供の頃好きだった本②~

こんにちは。

 

子供の頃好きだった本、第二弾。

今日は福音館書店の古典童話シリーズです。

 

 

 

いや~、懐かしい~!

福音館さんの古典童話シリーズは、図書館に行けばどの図書館でも鉄板で置いてある書籍、というイメージです。

 

 

www.fukuinkan.co.jp

 

今私の住んでいる地域の図書館は、作家名分類なのでバラバラに置いてありますが、私の通った小・中学校の図書室では、シリーズで並んでいた記憶があり、それで片っ端から読むことができました。このシリーズは、ぜひ、図書館にシリーズごとに並べて置いてほしいと思います。シリーズ制覇というのはなんだかんだ言って、本好きな子供にとっては目指すべき目標としてわかりやすい。笑。

 

福音館古典童話シリーズ 19冊セット 西遊記/三銃士/宝島/ハイジ/トム ...

写真、ネットからいただきました。

そう。この配置ですよ。この、裏側のこっち側から見る感じ↑。図書館には箱なしでこんな風においてありました。

箱があるとこんな感じで↓

福音館 古典童話|みんなの人気者|福音館書店

ちょっと、イメージが違います。一気に馴染みがない感じになりますね。

 

ネットを見ると、こちらもたくさんの人が愛しているシリーズなんだなと感じます。嬉しくなります。ネットオークションに出てるのも多いですけどね。笑。

 

全制覇した気でいたのですが、今、サイトで全巻のラインナップを眺めていたら、どうにも記憶にない巻があります。全制覇は、あれは夢だったのか…(遠い目)。

 

…と、思ったら、どうやら続刊が出ていたのですね!

知らなかった!

「冷たい心臓」とか、知らないよ、見たことないよ、と思ったら「2001年刊」とあります。なんと。上の二年間の休暇は1968年初版です。私が生まれる前から、粛々と、淡々と、続刊していたとは。おそるべし古典童話シリーズ。

 

1996年初版のレ・ミゼラブルとか。出てたんですね~上下だからおそらく完訳ですね。このシリーズは完訳がウリなんですよね。ダイジェストではないのが特徴なので、本当に濃いんです!「ハイジ」を読んだときは、アニメとあまりに違うので驚きました。そして挿絵がいい。今でも印象的なシーンの挿絵を思い出せます。

 

 

二年間の休暇の画像をあげたのは、たぶんこの本が私にとっての古典童話シリーズの最初の第一歩だった気がするからです。十五少年漂流記の本当のタイトルが「二年間の休暇」だと知ったのはこの時です。翻訳って訳者によってタイトルも違うんだ!という、初めての衝撃だった気がします。十五少年漂流記はダイジェスト版で読んでいましたが、この本はなんだかどっぷりと濃くて、面白かった印象です。何十年も前なので細部がよく思い出せない…また読みたくなってきました。

 

私にとって「二年間の休暇」、つまり「十五少年漂流記」はこんなふうに印象的で、思い出深い作品なのですが、最近、思いがけないつながりに驚いたことがあります。それは、アニメ機動戦士ガンダム。初代ガンダム富野由悠季監督が「十五少年漂流記」をモチーフに制作したそうです。Wikipediaに書いてありました。

 

自粛期間中ガンダムにハマり、あちこちで「ガンダムの前/後」くらい世界観変わった、とまで言いふらしていた私。ちなみにこのタイトルの「きみは、生きのびることができるか」というのは、毎回次週予告の後に流れるナレーションです。確かに初代ガンダムは「きみは、生きのびることができるか」にふさわしい展開と緊張感に満ちていますし、十五少年漂流記にキャプションをつけるならこのセリフはぴったりだと思います。

 

ガンダムには非常に印象的なセリフが多くて、前回のブログタイトル「あれは、いいものだ!」も、そのひとつ。今後ところどころにガンダムネタが出てくると思います。笑。(ガンダムについてはいずれまたブログで語ってしまうと思います)。

 

さて、二年間の休暇の作者、ジュール・ベルヌと言ったら海底二万里。古典童話シリーズにもあります。でも私は二年間の休暇が好きでした。バック・トゥ・ザ・フューチャー3」を観た時に、ドクがクララ女史と出会い、互いにジュール・ベルヌ好きだとわかった瞬間の「同士!」みたいなドキドキが、たまりませんでした。「あー私も好きだよ、ジュール・ベルヌ海底二万里じゃないけどね、ドク!」と思いましたよ。開拓時代にタイムスリップして出会った二人。ドクは子供の頃にこの本を読んで科学者への夢を抱き、クララは「つい最近出版されたばかり」のものを読んでいました。最新刊のジュール・ベルヌを読んでる、ってもう、たまんないですよね。

 

今の時代に、そういう本に巡り合ったりしたら面白いなあ、と思います。後世まで名作と言われ、少年少女の心に残る本。未来の誰かが今の時代に来た時に「それこの間出たばっかり!読んだよ!」となる本。「バックトゥザフューチャー3」を観るたびにそんな想像をしてしまいます。

 

余談ですが、ドクとクララのカップルは素敵だなと思います。時を超える愛!これもタイムスリップものの真骨頂でした。バック・トゥ・ザ・フューチャー」は実はドクが主人公だったんじゃないかと思ったりします。この映画のようにシリーズがすべて面白いという映画は、なかなかないですね。主役のマイケル・J・フォックスは若くしてパーキンソン病を発症して、現在も闘病中です。バック・トゥ・ザ・フューチャー以後、病気でなかなか俳優として活躍できないのはとても残念です。ほんとに楽しい映画でしたよね。

 

話がそれちゃいました。

 

私は北国生まれなので、このシリーズを借りてきて、こたつに入って読み耽ったりしましたねえ。今では重要文化財になった建物が、かつて市の図書館だったときも、このシリーズのどれかを借りたことがあったように思います。素敵な図書館でした。真冬に雪を踏みながら必死に歩いて行って、しもやけになりそうな指を大きくて真っ黒なストーブにかざして、本を探しました。当時は、外は冷たくて寒すぎたし、建物に入るなり顔がほてって手足が痒くなって、あーやだやだ!と思ってたような気もしますが、今となってみればあの感じって、そのまんま童話みたいだったなと思ったりもします。床がギシギシ鳴る音まで懐かしい、古き良き昭和の思い出です。