みらっちの読書ブログ

本や映画、音楽の話を心のおもむくままに。

お風呂と言えばテルマエ【お題/お風呂での過ごし方】

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今週のお題「お風呂での過ごし方」

 

お風呂のお題、といったら、もうこれしかありません。

 

『テルマエ・ロマエ』ヤマザキマリ(2008~2013)。

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 2巻ですみません。1巻にしたら、なんか、見えてる画面が若干ヘンな感じだったんですよね。なにしろ表紙が、裸体彫刻風ですから。笑

 

 アニメ化・映画化もして、大ブレイクしました。

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 受賞歴、ノミネート歴がすごいですよ。

 

 書店員の選ぶマンガ大賞2010受賞。第14回手塚治虫文化賞短編賞受賞「このマンガがすごい!」2011年版オトコ編2位。全国書店員が選んだおすすめコミック2011、3位入選。2013年仏アングレーム国際漫画祭(Festival International de la Bande Dessinée d'Angoulême)ノミネート作品。2013年米アイズナー賞(Will Eisner Comic Industry Awards)アジア部門(Best U.S. Edition of International Material Asia)ノミネート作品。

 

 イタリア人のご主人が日本の風呂を見て笑うので、古代ローマ人なら日本の風呂の良さをわかってくれると思って描いた作品だそうです。

 

 舞台は西暦130年代の古代ローマ、ハドリアヌス帝の時代。浴場を専門とする設計技師ルシウス・モデストゥスが主人公です。

 

 ルシウスは斬新な風呂を求めて仕事に没頭するあまり妻に逃げられ、さらには失業の危機に瀕していました。そんなとき、浴場で排水口に吸いこまれ、気がつくと「平たい顔族(日本人)」の国の風呂へ。そこで見た風呂をめぐる工夫の数々に度肝を抜かれたルシウスは、ローマと日本の風呂を往復しながらローマのテルマエ(浴場)を改善。

 

 ハドリアヌス帝にも認められ、日本人の彼女もできて、彼女を妻にしてローマに連れていき、子供もでき、風呂の未来は明るい(ルシウスの未来も)…という物語。

 

『テルマエ・ロマエ』の何が面白かったか、というと、なによりも「日本の風呂文化ってすごいんだな」と気づかせてくれた点だと思います。ヤマザキさんが外からの目線を持ち込んでくれなかったら、こんなに面白い文化だということに気がつけなかったのではないか?と思います。ヤマザキさんが漫画にしてくれたことにより、風呂文化を再発見した、というのが最大の面白さだったと思うのです。

 

 そして日本のその風呂文化を心底理解してくれるのは、地球上にただローマ人だけだということも、腹から理解できるという仕組み。

 

 ルシウスの妻になるさつきさんも相当変わっていて面白い女性です。なにしろルシウスの言葉がラテン語に近いと見抜き、しかもある程度ラテン語が喋れたというとんでもない人。この、現代ならオタクと呼ばれる女性が、古代ローマで幸せを掴むという設定も大変興味深いです。

 

 そしてそれをすべて日本人だけで演じ、映画にしてみせたのもすごい。

 

 思わず「お風呂サイコー!」打首獄門同好会の『フローネル』を歌いたくなります。幸せって…って呟いてみたくなります。

 

 

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 温かい、たっぷりの湯につかりたい。と願い、その願いが叶うのは、火山地帯で各地で温泉が湧き、かつ、水の豊富な国に生まれて生きているから。

 

 世界を見渡せば、そんな贅沢、そうできることではありません。

 

 日本人に生まれて良かったと思うのは、やはり「風呂」なのかもしれません。

 

 そろそろ、風呂上がりにビールと枝豆という季節ではなくなってきましたが、冬の風呂もまた良いもの。温泉に行けば露天風呂で、月を見たり桜をみたり紅葉をみたり雪をみたり。

 

 「お風呂サイコー!」

 

  そんなわけで、できればはやいとこ、感染症にはお引き取り願って、温泉にとっぷりゆっくり浸かりたいものですね。それまでは家のお風呂でがまんがまん。

 

  ところで、お風呂での過ごし方、ですが。

 

  こんなに書いておいてなんですが、私自身は出産してからというもの、ものの見事に「早メシ早ブロ」でございます。

  

 のんびり過ごしたい、と思いますよ。私も。子供には「ゆっくり肩まで浸かって」なんて教えましたが、お湯に入って「ふぅぅぅ」と言った後ものの何秒かで上がりたくなります。子供が幼い時分、お風呂は戦場であって、常に急かされていました。その癖が抜けきれない。兵士のように素早く行動してしまいます。

 

 だからこそ、心置きなく温泉に入れる日々、カムバーックなのです。

 

 今憧れているのは「読書ができる宿」

 なにやら、読書三昧に浸れるというコンセプトの図書館と温泉が合体したようなところがあるらしいのです!詳しくないのでよくわからないのですが、星野リゾートとかいう超高級宿だとか。

 

 お高いのでしょうが、一生に一度は、そんなところに泊まってみたいものです。