今週のお題「肉」
おいおい、画像が肉じゃなくて魚だよ、間違ってるよ、と思われた方。
確かに魚の肉も肉だよね、鯉って食べたことないな、と思われた方。
すみません。
今回は、直接お題とは関係ない方面からの話になります。
何年か前、北川景子さん主演で『家売るオンナ』(2016年、日本テレビ)というドラマがありました。
人気ドラマで、スペシャルの『帰ってきた家売るオンナ』(2017)、続編の第2シリーズ『家売るオンナの逆襲』(2019)と次々制作されています。
テンポの良いコメディで、「私に売れない家はありません!」というのがキメ台詞。
めったにドラマを観ないのですが、珍しくよく観ていました。
ドラマというのは、タイミングだなといつも思います。
予告を見て面白そうだな、観てみたいと思っていても何かの都合で観られなかったり、一度観てすっかりハマって毎週楽しみにしてしまうドラマもあります。
余談ですが、基本的にコメディが好きです。
ドタバタでもハチャメチャでもいいです(限度はありますが)。
たぶんどこかで、情動を揺さぶられるなら「笑い」がいいと思っているのだと思います。
私はさほど「大石静」さんのファンというわけではないのですが、最近になって、大石さんのドラマが面白い、と思うことが増えました。
さて第2シリーズ『家売る女の逆襲』の第1回は、極めてハチャメチャな回でした。
この回に、ゲスト出演の加藤諒さんの演じるユーチューバー「にくまる」が登場します。
どうやらヒカ〇ンさんをモデルにしていると思われるのですが(そんなことは全然言ってませんが、にくまるの投稿動画は、ヒカ○ンさんのブンブン~などに、どことなく似せてあったりします。あ、ヒカ〇ンさん登録者数1千万人突破おめでとうございます!)、何億も稼ぐ人気ユーチューバーで自分のプライベートがないことに悩んでいる「にくまる」に家を売る話です。
この「にくまる」が実は、忘れられません。笑
「にくまる」は過激な投稿をすることで炎上をネタに人気を取る「過激ユーチューバー」だったのですが、自分の生活を切り売りしていた彼は、次第にネタに困るようになり、ついに「風呂で鯉を飼う。鯉と一緒に風呂に入る」みたいな滅茶苦茶をやってしまいます。加藤さんは本当に鯉とお風呂に入っていました。
それを見た我が家では、その「鯉風呂」みたいな行動が「ネタに困ったユーチューバーネタ」みたいになってしまっていて、それを「にくまる化」と呼んでいます。
ユーチューバーがネタに困って何かちょっと突飛なことをやったりすると「ついに〇〇もにくまる化したか!」など、そういうふうに使います。笑
まさか「にくまる」が独り歩きして家庭に定着しているとは、『家売るオンナ』の大石さんも、スタッフさんも俳優さんも思いもしなかっただろうと思います。
そういうわけで、今回「肉」というお題を前に、
うーん。「キン肉マン」か「にくまる」しか思い浮かばん…
と思った自分がちょっと哀れでした。
ちなみに、得意な肉料理は「肉じゃが」です(とってつけた)。