こんにちは。
今季、ドラマの『大豆田とわ子と三人の元夫』を見ています。
ドラマをほぼリアルタイムなスケジュールで視るのはとても珍しいのですが、1回目を視たらなかなか面白かったので、ちょっと観てみようかな~と。伊藤沙莉さんのナレーションが良かったです。2回目以降失速していくドラマも多々あるので、全体的に「推し」かどうかは、まだわかりません。そして、見続けるかどうかも、いまだわかりません。
他には『コントが始まる』というドラマも観始めました。菅田将暉さんと仲野太賀さんと神木隆之介さんがコント芸人で、ヒロインが有村架純さんって、贅沢すぎる。笑。菅田さんたちのコントがまず面白かったし、滑り具合まで演技派な人たちで、打ち合わせなどの素のやりとりが絶妙です。あと、エンディングはあいみょんですからね、最強。
それに脚本は金子茂樹さん。全部ではないのですが、『危険なアネキ』とか『ボク、運命の人です』、『もみ消して冬』など私的にツボる方です。
ドラマを観る、ちょっとイレギュラーな春。笑。
『大豆田とわ子と三人の元夫』は、松たか子さんと松田龍平さんが出ていて『カルテット』っぽいなと思ったら、やはり『カルテット』と同じ、坂本裕二さんが脚本でした。
私は寡聞にして知らなかったのですが、坂元さんは『東京ラブストーリー』の脚本家さんだったんですね。今回「とわ子」で調べるまで、全然気がついていませんでした。
さて「とわ子」のことはさておき(さておく。笑)、劇中、主人公の「とわ子」の亡くなった母親のメールを開くためにパスワードが必要で、どうやら三人の元夫の誰かが設定したらしいということになり、とわ子が三人の元夫たちに「昔飼っていたペットの名前は?」という合言葉を尋ねて歩くシーンがありました。
確かに常日頃、パスワードの「合言葉」の設定には「母親の旧姓は?」とか「最初に行った海外旅行先は?」とか、色々ありますよね。「初めて観た映画は?」なども。
それで唐突に、自分が「初めて観た映画」ってなんだっけ、と思ってしまいまして。
「とわ子」の話も面白かったのですが、それから「あれ?初めて観た映画って、私、なんだったんだろう?」が気になり「初めて飼ったペットの名前」そっちのけで、そっちに気がいってしまいました。
初めて映画館で映画を観たのは、おそらく『キングコング』だったと思います。
初代のキングコングは1933年だそうです。かなり古いですね。私がみた1976年版は、つまり「リメイク」だったということを、ずいぶん大人になってから知りました。当時はかなりの話題作。わざわざとなりの市の大きな映画館に観に行ったくらいだから、相当な評判だったと思います。
私は小学校の、少なくとも、3年生以下。1年生か2年生だった気がします(記憶がかなりおぼろげ)。しかもそんなに幼かったのに、映画は字幕でした。昔は、吹き替えってなかったですよね。
覚えているのは、
ビルに登るキングコング。
きゃーきゃーいう綺麗な金髪のお姉さん。
コング、可哀そう。
以上。
その「ビル」が、あの「ワールドトレードセンター」だったということは、これまたずいぶん後で知りました。ずっとあれが「エンパイヤ―ステートビルディング」だとばかり思っていました。1933年版ではエンパイヤ―ステートビルディングだったようですね。
その後1986年と2005年にリメイク。2005年版は、たぶん観ています。たぶん、というのは、正直あまり記憶にないからです。2005年版は映像も綺麗になってスムーズなCGで、コングが人間味(?)あふれる、というか実に「いい男」になっていて「改良」されていたはずなのですが、印象が薄いです。私の中ではキングコングと言えば1976年版なんですね。それは私の「初めての映画」体験のせいだと思います。子供が映画館に行くって、ドキドキでしたよ、昔は。
そして昨年2020年に公開予定だった『コングVSゴジラ』。新型コロナウイルスの影響で延期され、つい先日の2021年3月にようやく公開された模様です。
こちらは、2014年の『GODZILLAゴジラ』(ギャレス・エドワーズ監督)、17年『キングコング:髑髏島の巨神』(ジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督)、19年『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(マイケル・ドハティ監督)に続く、シリーズ第4弾だそうで、日本で制作された1962年の『キングコング対ゴジラ』の直接のリメイクではなさそうです。関係はあるのでしょうけれども。2014年の「GODZILLAゴジラ」の博士だった渡辺謙さんの息子役で今回小栗旬さんが出演するとか。正直、私は米国版ゴジラは観ていないので、機会があったら4作まとめてみてみたい、かも、とは、思い、ま、す……
………とはいいながら、観ない気もします。小栗旬さん好きだけど。というのも、日本のカルチャーと米国のカルチャーが融合する映画は、たとえば『マトリックス』『キルビル』みたいなジャパンアニメリスペクトみたいな米国映画はいいのですが、あとはだいたい「………。」という気分になるんですよね。なにか未消化なものが残ってしまう、というか。
特に「ゴジラ」は、もともと「放射能実験から生まれた悲劇の生き物」なわけで、あくまで「反原子力」なところが出発点だと思うのですよね。「コング」は「未開の地から無理やり連れてこられたUMA」なわけです。日本で映画を作るのはまあわかるのですが、米国でそれをやられると、なんとなく「うーむ」と思います。たかがエンターテインメントと言われればそれまでですが。
そのあと映画館で観た映画は、たぶん『E.T』です。
『E.T』は、以前ブログにも書いたのですが、初めて「ハロウィン」というものを知った映画です。いや、だと思っていました。改めて調べたら1982年公開だったので、私は中学生だったんですね。記憶を錯誤していたようです。「ガラス山」が先です。すみません。改めてお詫びして訂正いたします。
自転車が空を飛ぶシーンは、それ以後ありとあらゆるところでよく見聞きし、パロディ化され、ザッツE.T!という名場面です。今でこそ当たり前みたいな、使い古されたようなシーンですが、当時リアルタイムで見たときはストーリーとの兼ね合いもあり、新鮮な驚きを感じたのを覚えています。
ただ、E.Tという生命体そのものについては造形的に「ちょっと、怖い」と思いました。ハロウィンも怖い催しなのに、E.Tに出会ったら、相当怖くて不気味だろう、私だったら逃げるだろうな。身もふたもないけど。チコちゃんに「つっまんねーやつだなー」って叱られそうだけど。
あ、でも、未確認生命体、つまり宇宙人に会ったら、勝手に返事したりコミュニケーションしてはいけないという国際的取り決めがあって、報告義務があるって、皆さん知ってました?でも「どこに」報告すればいいのかは、明確ではないらしいです。昨年4月に、米国がUFOの存在を公表したことを受けて、河野防衛大臣が「万が一遭遇した場合の手順を定める」って言ってましたが、その後音沙汰がないですね。一般人が遭遇する可能性は想定されていないみたいです。
しかし、となると『キングコング』(小1か小2)から『E.T』(中1)までの間、私は映画館で映画を観ていなかったのだろうか?小学校を通じて全く?どうやらそのようです。E.Tが1982年の映画だと知るまでずっと、私は小4くらいのときにE.Tを観たのだとばかり思っておりましたが、たぶん、テレビでの放映でしか、映画を観ていなかったと思われます。『スターウォーズ』も最初はテレビ放映で観ました。
最近はテレビで洋画を観ることがほとんどなくなりましたね。レンタルビデオ屋さんができて、家庭用ビデオやDVDが普及したと思ったら、今はほとんどが配信サービス。時代は猛スピードで変化していきます。
昔のテレビでの洋画放映は解説者の方がいて、淀川長治さんの「さよなら、さよなら」とか水野晴郎さんの「いやぁ、映画って本当にいいもんですね~」なども、味があって良かったなぁ、と思います。この俳優さんはあの映画にも出ているよ、みたいな、あのちょっとした情報、楽しみでした。