みらっちの読書ブログ

本や映画、音楽の話を心のおもむくままに。

はたして銀魂の実写映画第三弾はできるのか【銀魂/空知英秋】

こんにちは。

待ちに待ったアニメの映画「銀魂、初日から4日で、週間ランキング12週1位を独走していた鬼滅の刃」を抜いて1位です!!

おめでとうございます~!

アニメ銀魂

 いや~、行きたかったです、初日に。プレゼント企画で、原作者の空知さんの書下ろし「鬼滅の刃の柱イラスト」がついてたらしいです。おふざけもほどほどに…と思うけれども、それが銀魂らしさ。空知さんの柱いいじゃないですか~きっと鬼滅の作者の吾峠呼世晴さんも喜んでいると思います!銀魂ファンだと言っていたので。

映画『銀魂 THE FINAL』<炭治郎&柱イラストカード>の再配布決定 | アニメイトタイムズ

終わる終わる詐欺に振り回されながら漫画で最終回まで読んでいるので内容はわかってるんですけど、アニメはまた違った魅力があります。とりあえず、私は配信待ち。

 

ところで。

いままではアニメの映画の話ですが、今度は実写の映画の話。

 

私の銀魂の映画第三弾の推しは断然「四天王編」です!

と、いきなり言われても困惑される方が大半だろうと思います。そもそも、銀魂の映画が制作されるなんてことには現実になっていません。

 

いえ、あの、夏にこんなネット情報を見たので。

 ↓

『銀魂3』製作に前向き!? 福田雄一監督「何をやろっかな」ファンの観たい“篇”リクエスト相次ぐ | cinemacafe.net

 

2019年末から2020年の年始、最も観られた邦画第1位に輝いたのは、映画「銀魂2」だったということで、福田監督が「3」制作に前向きだとか。2020年後半は明らかに「キメツ」なので今は邦画全盛の時代なんですね。この調子だと、2021年前半は「銀魂FINAL」でしょうか(でありますように!)。

 

銀魂空知英秋原作のSFギャグ漫画で、原作は週刊ジャンプで15年続き、昨年すったもんだの末最終回を迎えました。

我が家は家族全員、銀魂ファン。

銀魂観ない日がほとんどないくらい、親子の会話は銀魂で成り立っていると言っても過言ではないくらい(さすがに過言)。

 

そもそもどうして家族で銀魂を観る羽目になったか、と申しますと、息子が4歳くらいのとき、我々が住んでいた国では日本のアニメが普通に、吹き替えも字幕もなしにローカルで放送されていたのですが、そのチャンネルを息子がみつけたのがきっかけです。

 

「ママー、これ面白いよ!」

 

というので、どれどれ、と一緒に観たら、下品で下ネタだらけのとんでもない漫画に(そう見えてました、最初は。いや、もちろんそうなんですけど、今は銀魂愛が擁護に走らせる)、

 

「えっ!ちょっと!こんなの観ちゃダメ!パパも子供に見せちゃだめ!」

 

と大騒ぎしましたが、気がつけば親子三人で楽しみに観るようになり、レンタルでコミックス全巻制覇、アニメはもとより、映画も封切りのときに見に行くほどになってしまいました。おかげで息子は日本にいたらおそらく見なかったであろう銀魂に出会い、銀魂で育ってしまったわけです。なんともはや。

 

 

 

さて。

日本でアニメ銀魂が放送された当初は、PTAや親からの苦情が殺到したようです。

 

下ネタが多く下品なのと、放送に差し支えるような「パクり」、つまりいろんな大人の事情を無視して歴史上の人物や有名人の容姿や名前・時事問題・ゴシップ・商標・製品等をネタにして出してしまうからで、当初ゴールデンタイムの夕方に放送されていたアニメが、深夜に追いやられ、スポンサーやアニメ制作会社も手を引いてしまったりして、結局最後は「アニメ銀魂政策委員会」が制作して深夜放送、というところで(途中で)終わっていました。今回の映画は、その放送からの続きで最終章。

 

それでも根強いファンがいて連載は15年続きました。

 

銀魂がアニメ化してから10年以上経ちますが、世の中は移り変わり、まさか銀魂がここまでメジャー化するとは思ってもいませんでした。かつて、商品名や特定される製品を出すときはぼやけさせたりモザイク処理をしていたNHKが、よその局の映像や効果音を引用するようになりましたし、良くも悪くも「表現」というのが枠を超えて多様化しているのは確かだと思います。

 

多様化した表現や社会の容認で「銀魂」が生き残ったのは、ファンとして喜ばしくもあり、ようやくファンだと言っても白い目で見られないだろうかと思ったり。複雑な心境ではあります。家族で銀魂ファンだと、公言していいものかどうか。まだまだ大声では憚られる種類のものではあるかもしれません。が。

 

あえて言おう。ファンである、と。

 

確かに優等生な漫画ではありません。キメツとは方向性が真逆です。「銀魂」の銀さんは、普段は自堕落でのらくらした素浪人みたいな人ですが、やるときはやる、頼りになる強いヒーローだし、バラエティーに富んだストーリー展開は、作者の空知さんの抽斗の多さを感じさせてくれます。

 

迫害されがちな「銀魂」を個人的に擁護したいと思うのは日本語表現です。コントみたいなストーリー展開や自虐ネタ、流行り言葉や時事風刺の多用で隠れてしまいがちなのですが、日本語がとても詩的です。特に繰り返し畳みかけるような反復、比喩、対句、倒置があちこちにちりばめられています。おそらく意図的ではないと思うのですが。印象的なセリフ回しで、誤解を恐れずに言えば全編ポエムだと言っても過言ではありません。最もポエミーなのは高杉晋助ですが、とにかくネーム(セリフや地の分などのストーリーを担う部分)がいいです。

 

と、そう言って終わりたいところなのですが、実は原作漫画は最終回に向けてリアルな現実世界で「終わる終わる詐欺」みたいになり、そのうえ、なんだかグダグダしたダメ人間みたいな銀さんで終わってしまいました。カッコいい銀さんで終わってほしかったなあ、と、それだけが残念。今回のアニメ映画はどうなっているのでしょう。

 

さて、そんなこんなで実写の映画「銀魂」。

漫画を実写化すると、失敗することが多い、ような気がします。なかなか、興行成績が好調、などという話を聞きません。最近だと【飛んで埼玉】くらいでしょうか。あれだけ流行った『鬼滅の刃』も、もし実写化したら、それはいちかばちか、だと思います。しかーし。映画「銀魂」はアニメ銀魂を抑える勢いで大ヒットしました。

 

福田雄一監督は、ドタバタ喜劇的なコミカルな原作をよく実写化する監督さんで、俳優陣も「福田組」と呼ばれるような馴染みの顔ぶれが多く出演します。佐藤二郎さんやムロツヨシさん、山田孝之さんなど濃い役者さんが多く、癖のある演出にも定評があります。好き好きは別れるところだと思います。超豪華な出演者にもかかわらず映画では中村勘九郎さんをマッパで森に立たせ、「千年にひとりの逸材」といわれた美少女、橋本環奈さんに鼻〇ソをほじらせましたよね。福田監督のもとで新境地に目覚める役者さんも多いかもしれませんね(どんな新境地…)。

 

テレビドラマでは『今日から俺は』のヒットが新しいところです。ともかく今のところ、漫画原作を実写化する監督さんで福田さんの右に出るものはない、かもしれません。言い過ぎかもしれません。

 

銀魂は漫画もアニメも1,2話の短い完結ものと、「編」と呼ばれる何話かに渡る連続ものとが組み合わされた形の構成になっています。短い話の時はギャグ回が多く、「〇〇編」のときは時にシリアスだったりします。映画は「〇〇編」をピックアップしていて、

 

銀魂1」紅桜編+短編のギャグ盛り込み

銀魂2」妖刀編+短編のギャグ盛り込み

 

という感じになっています。

今回「編」のリクエストが相次いでいる、というのは、そういう「〇〇編」のことで、ファンの間では自らの好きな回がそれぞれある、と言うわけです。

 

そこで私としては、息子と初めて見た「四天王編」を推したい。

 

 

 でも福田雄一監督はkinnkikidsの堂本剛さんが大好きなので、四天王編は選ばれないかもしれません。四天王編は堂本さんが役をつとめる「高杉晋助高杉晋作のもじりです、もちろん)」の出番がないので。

 

さて、いったい「何編」になるのか、そしてまた、本当に映画化なんてするのか。

でも、もし映画化するならと想像するのはとても楽しいですね。

 

銀魂は、原作もアニメも、終わる終わる詐欺が多かったので、いつも「本当に?」と疑ってかかってしまいます。「しょうもないなぁ」と思ってファンが見守るのもまた、銀魂好きにとっては醍醐味なのです。

f:id:miracchi:20210114164029j:image

 記念すべき1巻の表紙。